宝塚の炭酸でのまちおこし

そもそも、炭酸水と宝塚市の関係に光が当たったのは2017年のこと。食に関する調査研究をする「ぐるなび総研」が発表した「今年の一皿」で、準大賞に「強炭酸ドリンク」が選ばれた。授賞式には「ウィルキンソン タンサン」発祥の地の代表として、小早川さんが招かれた。
 ウィルキンソン創業者の英国人ジョン・クリフォード・ウィルキンソンは1889(明治22)年ごろ、宝塚で狩猟中に炭酸泉を発見したとされる。温泉場の近くに炭酸水の瓶詰め工場を設け、翌90年から販売を始めた。輸出に積極的で、宝塚に高級ホテル「タンサンホテル」を開業、海外の取引先をもてなしたという。
 「宝塚の水の素晴らしさを国内外に広め、約130年前にインバウンド(訪日外国人客)の誘致に取り組んでいた。知れば知るほどすごい」と小早川さん。ウィルキンソンと宝塚、炭酸の縁を多くの人に知ってもらうべく戦略を練る。

実はウィルキンソン発祥地 宝塚を炭酸で売り出せ | おでかけトピック | 兵庫おでかけプラス | 神戸新聞NEXT (kobe-np.co.jp)