新しい大学院の動向1

大学院入試(文理融合、文系学際、理系学際)

 かつては、文学研究科、法学研究科、経済学研究科、理工学研究科といった名前と内容がすくにわかる大学院だらけでしたが、近年では、京都大学大学院人間・環境学研究科、京都大学大学院地球環境学堂のような珍しい名前の大学院が増えました。そのため、自分に合った大学院を見逃してしまっているケースが続出しています。
 ちなみに、京都大学大学院人間・環境学研究科の「環境」と、京都大学大学院地球環境学堂の「環境」は、意味が全然違います。地球環境学堂では、いわゆる環境問題、ECOを文系と理系の多様な学問の視点から学問の垣根を超えて研究する大学院で、人間・環境学研究科は、環境問題研究のための大学院ではなく、人間を取り巻くあらゆることを研究する大学院で、文系から理系まで広くあります。文学、哲学、歴史学社会学文化人類学、地理学、法学、政治学、経済学などから、物理学、化学、生物学、情報化学、医療系、心理学などほんとうに幅広い分野を学べる大学院です。