高専生の大学編入コース
どんなコースなの?
高専の人には、東大、東工大への編入の受験資格をはじめ、多くの国公立大学、私立大学への編入の資格があります。高専からは、豊岡技術科学大学、長岡技術科学大学への編入者が多いですが、究進塾のこのコースでは、この2つの大学への編入のサポートとともに、東大、東工大、その他の筑波大学、横浜国立大学をはじめとする様々な難関大学への編入の支援を行います。
究進塾(池袋の教室とオンライン)では大学レベルの理数系(数学、物理、化学、情報、統計など)などの補習を多くして来ました。高専の補習、編入対策を合わせてすることもできますので、お気軽にご相談ください。
高専の現状は?
高度経済成長中の1962年に誕生した高専は、日本の産業界を支えて来ました。また、文系専攻がある高専もありますので、エンジニアとしてだけでなく高専出身者は活躍して来ました。
高等専門学校は、中学を卒業後に5年間(商船学科は5年半)の学びで、「準学士」の学位を得ることが出来ます。令和4年度の場合、国立高専が51学校、公立高専が3校、私立高専が3校の合計57の高専があり、56754人が学んでいます。
高専で学んだ人の4割は、自分が学んで来た高専の専攻科か、4年制大学に編入をします。高専の専攻科を修了したは、大学改革支援・学位授与機構の審査によって、学士(4年制度卒と同じ学位)の学位を取得できます。
受験ターゲットは?
編入学先は、国立大学の場合は、豊橋技術科学大学(愛知県豊橋市)と長岡技術科学大学(新潟県長岡市)に編入する人が目立ちますが、他の難関国公立大学、企業とのつながりがある有名私立大学理系に編入してステップアップする人たちもいます。
例えば、東京医科歯科大学と東工大の統合を決めた益一哉学長は、神戸市立高専から東工大に編入し大学院でも学んで博士になった工学者です。また、冬季オリンピックでメダリストになった女子カーリングの鈴木夕湖選手は、釧路高専から北見工業大学(北海道の国立)に編入し、金融機関勤務を経てカーリング娘。(ロコソラーレ)になり、オリンピックメダリストになりました。
どんな人が学ぶの?
・高専で学んだ工学系の学びを深めるために工学系の大学に編入する人
・高専で学んだ分野とは違う理系の大学に編入したい人
・高専では応用分野の工学系だったけれど今度は基礎科学の理学に編入したい人
・高専では理系だったけれど文理融合の大学に編入したい人
・高専では理系だったけれど理系がそこまで好きでないけれど数学はまあまあできるので数学を活かすために経済学の大学に編入したい人
・高専では理系だったけれど文系に転身したい人
・高専の文系専攻出身で4年制大学の文系に編入して就職活動の幅を広げたい人
など