トマス・チャモロ=プリミュージク『「自信がない」という価値』(河出書房新社)

 

研究によると、能力の低い人ほど自信過剰になるという。あまりにも能力が低いので、自分に能力がないことさえも理解できないからだ。  この現象は、ユーモアのセンス、趣味のよさ、創造性、知性、各種の体を使うスキルなど、ほぼすべての分野で見ることができる。

たとえば、話が面白くない人ほど自分はユーモアのセンスがあると考え、趣味の悪い人ほど自分は趣味がいいと考え、頭の悪い人ほど自分の知性を高く評価する、といった具合だ。  つまり、能力が低いと、パフォーマンスの質が下がるだけでなく、自分の能力のなさを理解できないという事態にもつながるということだ。

なぜ話がつまらない人ほど「自分は面白い」と思うのか…コロンビア大教授「能力の低い人ほど自信過剰な理由」(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース