教育改革のあり方についても多様な視点からの研究があります。

法政大学の児美川孝一郎教授が「公教育の転覆をはかる教育DX―市場化、デジタル監視、新たな戦前」のテーマで講演した。児美川教授は現在進められている教育DX(デジタルトランスフォーメーション)は「『Society5.0』(政府が提唱する未来社会のモデル)に向けた教育改変だ」と指摘。文部科学省が19年から進めている、児童生徒1人に1台のコンピューターを配布する「GIGAスクール構想」について「実際に構想を主導したのは経済産業省だ」としたうえで、教育の市場化で利益を得る経済界の意向を受け、経産省が教育DXに熱心に取り組んできた経緯を説明した。

「日の丸・君が代」強制許すな 教育関係者ら「新たな戦前」への危機感語る(週刊金曜日) - Yahoo!ニュース