「書泉グランデ」の書店員の働きかけで人文書が重版されヒット

 関東近郊で書店を6店舗展開する書泉(東京都千代田区)は、品切れ・重版未定で入手が難しい本を「復活」させる取り組みを始めた。出版社などと協力し、来年3月ごろまでに10作品を出すことを目指すという。

 取り組みのきっかけは、今春、東京・神保町の「書泉グランデ」の書店員の働きかけで、長く品切れ状態だった「中世への旅 騎士と城」(白水社、1982年初版)が重版され、ヒットしたことだ。売れ残った本は、書店から出版社に返品できる委託販売が主流だが、在庫リスクを書店が負う「買い切り」を提案し、実現。この書店側の決断が反響を呼び、この本とシリーズの本計3冊で約2万冊が売れた。

ファン熱望の品切れ本、書泉が復活計画 書店員の目利きで魅力再発見 (msn.com)